今年のおせち。
お重に詰める前と後で撮ってみました。
お料理だけだと地味~!ですが、お重に詰めると
全然華やかさが違いますよね^^
先月のおせちレッスンで、お重の詰め方も
教えてほしいという声を頂いてましたので、
私なりのお重詰めのポイントなど書いてみますね。
長いのでここからはご興味あればで^^
まず、重箱に詰める前に・・
○裏白や南天の葉、実、木の芽、金粉など
彩りや飾りに使うものを用意しておきます。
○汁気のあるものは柚子の中身をくりぬいた柚子釜や
竹筒、仕切りなどを利用します。
○かまぼこは飾り切りや市松模様にしておきます。
次に、三段重ねの場合は
一の重:祝い肴・口取り(甘いもの)
二の重:酢の物・焼き物(お肉やお魚)
三の重:煮しめ を詰めるのが基本とされてますが
その年によって作るものや量も違うので
私はあまり気にせず自由に詰めるようにしてます^^
【一の重】
・黒豆
・栗きんとん
・牡蠣オイル漬け
・紅白千枚漬け(かぶ/赤かぶ)
・ナッツごまめ
・麻辣ごまめ
・紅白かまぼこ
・土佐蒟蒻
・海老の旨煮(小)
*黒が中央にあると全体が引き締まるので、
まず黒豆を真ん中に。
あとは彩りを考えて、同じ色のものが
できるだけ隣り合わないようにします。
最後に実や飾りをあしらいます。
*栗きんとんは今年は柚子の皮と一緒に
さつま芋を煮ました。
くちなしの実ほどじゃないけど多少黄色くなります。
私は自家製の柚子茶を少し混ぜたりもしますよ。
*ごまめは一袋使い切りたいので、
今年は2つの味を作りました。
半分はレッスンでもご紹介したナッツごまめ、
半分はごま油で炒めたにんにくや唐辛子、花椒を
まぶした中華味です。これは辛いので大人用。
*ちなみに、詰める品数は、偶数より吉数
(5,7,9)が縁起がいいとされてますよ。
意識してみてくださいね!
【二の重】
・椎茸甘煮
・出汁巻
・有頭海老の旨煮
・栗金団(一の重にも入ってます)
*昔は息子達もお砂糖が入ったちょっと甘い
卵焼きが好きでしたが、今は甘い伊達巻は苦手。
ジュワーっとおだしをたっぷり含んだだし巻きが
一番おいしい!と言ってくれます。
私はちゃんとおだしをひいた時はお砂糖を入れず、
卵3つに対し出汁大さじ4、薄口醤油小さじ1
程度で味付けしています。
お弁当に入れるなら、少し甘みがあってもいいですね!
*有頭海老は大きさによりますが、塩と酒を入れた
湯で1〜2分茹でた後、煮しめの煮汁に漬けこむだけ。
煮汁はこうして色々使い回します。
ちなみに有頭海老、◯%引きとか店頭で安く
なっているのは古くなったものが多いので、
避けた方がいいです。
鮮度が落ちると頭付きのものは身まで
黒くなってきます。
こうなると、茹でても黒いのは消えないので
見映えがとても悪くなりますよ~!ご注意。
逆に頭が取ってあるものはあまり状態が変わらない
ので、早めに買って冷凍しても大丈夫です。
鰤の西京焼きやローストポーク、鶏肉の八幡巻きなども
この段が適してます。
【三の重】
・お煮しめ
(蓮根、椎茸、蒟蒻、人参、牛蒡)
・柚子いくら
*レッスンでも蓮根は形が丸く美しいのを選ぶ!
これで9割決まったようなもの、と散々言ってたのに、
年末出遅れひしゃげた蓮根しか手に入らず(T_T)
人参も飾り切りを忘れ、煮てから気づいたという・・
ね?やっぱりねじり、ある方がいいでしょ?☻
見てお分かりの通り、同じ物が違う段にも
入ってたり、私の詰め方はかなり適当ですが
なんとなくわあっと華やかな感じになればOK!と
楽しんで詰めるのが一番かと^^
何より、さあ、詰めるぞ、って時のワクワクとか
詰めているときのしーんとした時間
(多分、集中して何も聞こえてない)
詰め終わった後のやりきった感や
背筋が伸びるような気分って
なかなかいいものですよ~
私はこの作業がとても好きな時間で、
これをやり切ると一年終わった!って気がします。
年々おせちも買う時代になってきてますが、
今年はおせちに挑戦してみる!って方が
多かったのも印象的でした。
実際、好きなものだけでも作るって人が
私の周りでも増えてる気がします。
そういう歳になったってことでもありますねー。
実家の母も今年初めておせちを買ってました。
世代交代、ですね~。しみじみ。
最後に、たまに聞かれるんですが、
白の三段重、Dean&Delucaのではないです。
赤の仕切りがよかったので数年前ネットで買いました。
カジュアルにもフォーマルにも使えて
仕切りもそれぞれ洗える所がお気に入り。
運動会やお花見など、事あるごとに登場してます。
重箱も色んな物がありますが、
一度買ったらそう買い換えるものではないので
本当に気に入った物をよーく考えて
選んでくださいね~!